投稿日:2023/4/7
最終更新日：2023/4/7
1.19.3動作確認済み

/fillコマンドって何ができるの？

/fillでは以下のような事ができます。

・部屋のような空間を作る
・特定のブロックを特定のブロックで置き換える
・一気にブロックで敷き詰める
・整地する
・ブロックが壊れる演出

このように/fillコマンドは覚えておくととても便利で、作業をするときの効率化にもつながります。 そのため、コマンドを勉強してみようと思っている方はまず覚えておきましょう。

基本的な書き方

/fillコマンドは

/fill 開始座標(x y z) 終了座標座標(x y z) ブロックID <オプション>

という書き方をします。(オプションについては後で解説します) 以下のコマンドは座標(0/0/0)から座標(5/5/5)までの間で草ブロックを立方体の形で設置するものになります。

/fill 0 0 0 5 5 5 minecraft:grass_block

もちろんこれは立方体だけでなく直方体や壁、床なども作ることができます。

/fill 0 0 0 5 0 5 minecraft:oak_planks

このコマンドはオークの板材で5×5の床を作るものです。 また、ブロックIDの場所を「minecraft:air」にするとairつまり空気ブロックで満たされるので、指定された座標にあるブロック全てを消すことが出来ます。

詳しい書き方（オプション）

さて、ここまでだけでも/fillコマンドについて基本的な部分は理解できたかと思いますが、このコマンドではさらに詳しく条件を追加して書くことも出来ます。オプションはブロックIDの後に記入します。何も記入しないことも出来ます。

hollow

全てを敷き詰めるのではなく、内側は空気ブロックとして敷き詰めます。外側だけブロックで囲うような感じです。

鉄ブロックで3×3×3の空間を作るコマンド

/fill 0 0 0 4 4 4 minecraft:iron_block hollow

外から見た写真

中から見た写真

replace

こちらも全てを敷き詰めるのではなく、"replace"の後に記入したブロックを"replace"の前に記入したブロックで置き換えます。「指定範囲に置き換える前のブロックが入っている」ということが実行条件です。

3×3×3の範囲の中で赤色の羊毛だけを鉄ブロックに置き換えるコマンド

/fill 0 0 0 2 2 2 minecraft:iron_block replace minecraft:red_wool

実行前

実行後

このように実行前と後で赤色の羊毛で指定範囲(3×3×3)の中にあるものだけが置き換えられています。 上に飛び出ているブロックは指定範囲に入っていないので置き換えられていません。 また、オークの板材は"replace"の後に記入したブロックではないので置き換えられていません。

outline

こちらはhollowと似ているコマンドです。hollowは空間を作るときに中を空気ブロックで埋めて中身を消しますが、outlineでは外側の枠だけを付けて中身を空気で置き換えないので中身は保存されます。

鉄ブロックで3×3×3の空間を作るコマンド（中身は保存する）

/fill 0 0 0 4 4 4 minecraft:iron_block outline

実行前

実行後・中から見た写真

keep

keepはブロックで埋めるということに加えて指定範囲にあるブロックを保存するという機能を持っています。

鉄ブロックで3×3×3を埋めるコマンド（中身は保存する）

/fill 0 0 0 2 2 2 minecraft:iron_block keep

実行前

実行後・鉄ブロックを壊してみると..

このように赤色の羊毛はきちんと保存されていることが分かります。

destroy

最後はdestroyです。これはもともとあるブロックを他のブロックで置き換えることで破壊したように見せることができます。（もちろん空気でもOK!）

空気で5×2×5を置き換えるコマンド（破壊したように）

/fill 0 0 0 4 2 4 minecraft:air destroy

実行前

実行後

鉄ブロックと赤色の羊毛はドロップしましたが、ガラスはドロップしませんでした。このように通常壊すとドロップするものはdestroyでもドロップしますが、ドロップしないもの（ガラス・水など）はdestroyでもドロップしません。

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